昨日(6/13)はハッチャン達と恵那明智エリアを周回しました。
今日は幾つかの峠をつなぎ、東濃・南信境界線を周回します。
昨夜は馬籠に宿を取りました。
私の知る限り、飛騨高山と人気を二分する中部地方の観光地です。何台もの観光バスで大勢の人が訪れ、急な石畳を一日中そぞろ歩きの人並みが途切れることはなかったと思います。
ところが私達の訪れたこの日、馬籠宿には人影まばら、宿の泊り客は私達三人と素泊まり外人女子学生一人のみ。余りの変わり様に驚き、夕食時つい嫌なことをお婆さんに聞いてしまいました。
「事実だからしょうがない。何処でもこの景気ではそうじゃないのかね。」
とても寂しそう。「また良い時が来るよ。」と言うのが精一杯でした。
AM . 8 : 30 馬籠民宿駐車場スタート。
宿のお婆さんに無理を言って、宿の駐車場を周回コースの起終点にさせてもらいました。
馬籠宿からいったん湯船沢川へ下り降り、冷川沿いをゆっくり登り神坂峠を目指します。

AM . 8 : 50 川並橋着。(530m)
橋を渡り霧ヶ原へひと登りします。神坂峠は昨秋体験済み、マイペースでゆっくり行きます。
アスリート・メスバチは来たる乗鞍のレースに向け、意欲的な走りですぐに見えなくなりました。

AM . 10 : 45 神坂峠着。(1569m)
昨年の記録から5分速くなりました。ほとんど変わっていないということです。
高所で寒い中、先着のメスバチは待ちくたびれ震えていました。ご迷惑をお掛けしました。

神坂峠から緩やかな稜線道路をしばらく走ると、両方向ゲートされた分岐に突き当たります 直進方向は園原スキー場への連絡道、右折方向が富士見台公園線です。大登りの後の豪快なダウンヒルと行きたいところですが、ゲートされた林道は荒れ放題。沢を横切る箇所では必ず崩落し水が流れ出ています。舗装面もひび割れめくれ上がり、自転車を傷めないようゆっくり行くしか仕方がありません。

AM . 11 : 30 恵那山登山口(信州側)ゲート着。
路面状態が良くなり、中央道園原ICから昼神温泉を快走し飯田の街に下り降りました。

そのままR256を北上し、

PM . 1 : 40 JR飯田線「きりいし」駅付近。(500m)
これより県道8号を北上し飯田峠を目指します。松川ダムまで這い上がると部分的に走り易い所が出てきましたが、山腹をへつる道は予想以上に長いものでした。焦らずじっくり登ります。

PM . 3 : 05 飯田峠着。(1235m)
待望の峠は極々普通の切り通し。
1時間以上の頑張りに応えてくれたのは、立派な峠の看板だけでした。

休息後大平宿へ下りました。
古民家が点在していて、バンガローのような使われ方をしています。
ここから大平峠(木曽峠)への登りが始まりました。
急登はないので落ち着いていけば良いのですが、そろそろ時間が気になってきました。

PM . 3 : 45 大平峠(木曽峠)着。(1358m)
こちらにも立派な看板がありました。

峠のサミット部分はトンネルになっています。
否、むしろ峠を守る「シェード」と言った方が良いように思います。
大平峠からの下りは素晴らしいダウンヒルになりました。
ライダーに人気の「木曽見茶屋」があります。

PM . 4 : 10 R256出合い着。(漆畑880m)
大妻籠へ高速ダウンヒル。

PM . 4 : 30 妻籠大橋着。(大妻籠450m)
本日最後の登りです。
帰りが遅くなり「心配しているのでは?」と、宿のお婆さんが気になります。

PM . 5 : 05 馬籠峠着。(790m)

峠は大きく、コンクリート壁で覆われていました。
いくつかの石碑があり、
辛うじて「旧中山道の大峠」を想うことができます。

さあ、あとは馬籠宿へ下るだけです。
まだ明るいのですが、結構イイ時間になってしまいました。

PM . 5 : 20 馬籠宿着。(570m)
駐車場で着替えていると宿のお婆さんが出て来て、
「売れ残りだけど。」などとワザワザ言って、
みたらし団子を三本持ってきてくれました。
心に浸み、苦しいほどでした。

本日総走行距離 96km

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