南信の大峠です。
久し振りにハッチャン達と走りました。
AM . 8 : 30 台城公園スタート。
中央道「松川インター」近くの小さな公園が周回コースの出発点です。
県道52号線小渋ダム経由で大鹿村落合へ。そして、落合から国道152号線で地蔵峠を目指します。小渋ダムからは素晴らしい紅葉が続きました。

やがて小渋川の支流青木川沿いに行くようになると、いよいよ「秋真っただ中」といった感じです。

道幅はやや細くなりましたが、路面状態は良好です。深ヶ沢、安康地区へと進み、地蔵峠へのツヅラ折れの登りが始まりました。

「地蔵峠より先通行不能」のカンバンが随所にあった為か車が少なく、静かな山登りになりました。
AM . 11 : 20 地蔵峠着。(1314m)
この登りでハッチャン達からずいぶん遅れ焦りましたが、何とか追いつきホッとしました。
車道から少し山に入った所にお地蔵様の祠が。
名前の由来になると思うのですが、
峠のお地蔵さまは意外に質素でした。
この先は通行止めゲートがあり、一般車両は進入できません。私達は「自転車なのでノープロブレム。」ゲートから先は今までにも増して、大量の落ち葉が道の両端を埋め尽くしていました。
PM . 12 : 10 しらびそ峠ーR152「程野」方面分岐着。(1420m)
地蔵峠から途中崩落現場が一箇所あり、車が来ない「自転車天国」でした。
さて、この分岐から「しらびそ峠」への登りが始まります。
すぐに二人から大きく遅れ、いつものように「ひとり旅」。
格好悪いので焦って頑張ると、またヒザを壊していまいそうです。
黄色く色付いた山ヒダに励まされ、ストレッチ休憩を何度も取り、ゆっくりゝ行きました。
PM . 1 : 10 しらびそ峠着。 (1833米)
「なんも言えねえ!」 南アルプスの第一展望台です。
ひとしきり休憩し上村村営ロッヂ「ハイランドしらびそ」に向いました。
しかし、この登りが強烈でした。先の登りにも無かった激坂です。
一度足を着いてしまったら、二度と自転車に乗り込む事はできず、押し登る事になったでしょう。

PM . 1 : 25 ハイランドしらびそ着。(1918m)
峠からとはまた違った大きな眺めでした。ここで大休止。
それにしてもスゴイ所にホテルが建っています。山旅の一夜を、こんな宿に泊まれたら良いですね。

休息後「日本のチロル」下栗を目指し、御池山の稜線に付けられた長い林道を下ります。途中、隕石クレーター展望所があったり、地球の大きさを感じながらの長いゝ下りが続きます。
PM . 2 : 50 R152上村上町着。(550m)
ほんとうに長い下りでした。
「本日終了!」と言いたいところですが、もうひと山越えなければなりません。
赤石峠を目指しR256の登りに掛かりました。大きな谷を、例によって独りノロノロと登ります。
やはり私には手強いコースのようで、右ヒザに違和感が出始めました。
高度が上がるにつれ、「日本一美しい村」「日本のチロル」は、少しだけその真実を見せてくれました。
黄色の鮮やかさ、その懐の大きさ、胸をしめつけられ息苦しいほどです。
PM . 4 : 25 赤石峠着。(1195m)
赤石隧道が峠です。本日一番の登りでした。
先着のハッチャン達は待ちくたびれていたようです。
フィギュアスケートで演技後半のジャンプが高得点になるという意味が良く分かりました。
地蔵峠、しらびそ峠をやっつけてからの赤石峠は「ポイント2倍」だと思います。
かなり遅くなってしまいました。持っている衣類を全部着込み下ります。

PM . 4 : 50 矢筈トンネル西口着。(県道251号線合流)
完全に日没になりました。頼りないライトを灯して沢沿いの下りが続きます。
明るい日中であれば、どんなにか美しい道かと思います。やがて街の灯りが見えだし少し安心しました。
以前、「二ツ山〜鉢伏山MTB」であわや遭難(少なくともフォーストビバーク)という事態になりました。
真っ暗な稜線から諏訪の街灯りを見た時のあの安心感に似ています。
以来、「ハッチャン達と遊ぶ時は、ヘッドランプを忘れずに!」と笑っていましたが、
その原因は私にあったようです。

PM . 5 : 50 台城公園帰着。
日没の下りは残念でしたが、素晴らしいビッグコースでした。

本日総走行距離 105km

やまであいましょう。
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